himukashi meriyasu

 

育てていただいた靴下工場の年内での廃業が決まり最後の挨拶に。
 
次回の靴下の入荷は1月中旬頃を予定しておりますが、
 
上記の理由でそれ以降の生産が未定となります。
 
技術的に難しいものだとは前々から聞いてはいましたが
 
いざ他の工場にあたってみると本当に出来ないので
 
改めて今まで支えて下さっていた力の大きさを感じています。
  
(他の工場で生産が継続できる様に働きかけてはいます、、、)
 
 
生産背景との向き合い方として
 
既存のファッションサイクルやファストファッションを悪とし、
 
生産背景と物を抱き合わせる正しそうな価値を売りとした考えは
 
立場に酔っているだけで全く何も見えていないのだと思います。
 
工場は受注をとり量産し利益を上げる仕組みで出来ていて、
 
その過程で生まれる消費(物)に正しいも間違いも存在していません。
 
工場(産業)を優先に考えるのなら何も言わずに数を出す事が一番ですし、
 
消費と環境を優先して考えるのなら何も作らない事が一番です。
 
より良い消費の為に正確な背景を伝えていく必要性・・・
 
流行に流されない10年後も通用する物作り・・・
 
例えばそんな聞こえの良さそうな流行言葉の中にあるのは
 
極めて自己的な販売促進の為の付加価値だけであって
 
社会的に有益な意図や目的は何一つ含まれてはいない。 
 
 

 
一緒に物を製作したい人がいて
 
一緒に物を販売したい人がいて
 
一緒に物で共感したい人がいて
 
そこには経済活動が密接に関わっている。
 
無駄だと分かっていても物で表現する理由は、
 
そんなワガママな欲求が溢れ出してくるからです。
 
息子が夏休みに泊まりに行くと張り切っているので、
 
靴下工場の社長とはプライベートでまだまだ長い付き合いになりそうですが、
 
今後”一緒に” 何かをすることが出来なくなると思うと
 
本当に本当に寂しくてなりません。